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 「内面」から美しく、健康であるために。
現代医学は飛躍的に発展し、日々さまざまな治療法や薬が開発されています。「肌」に関するトラブルも、美容外科の発達に伴い、あらゆるアプローチによって治療が可能になりつつあります。
しかし一方で肌トラブルの原因である「ストレス」を和らげる方法や、不定愁訴と呼ばれる症状(肩こり、不眠、疲労感など)の改善など、西洋医学だけではクリアできない問題も多く存在しています。そのような症状を改善する方法として注目されているのが、代替療法です。
代替療法とは、古くから伝わる伝統医学や民間療法など、西洋医学以外の療法を総称したものです。西洋医学は発熱したら解熱剤を投与したり、悪い部分を手術で切り取る、という逆症療法ですが、代替療法は予防を根底にしています。西洋医学では主に症状を診察しますが、代替療法では、体全体や心までを診察することもあります。西洋医学で処方される薬が体に合わないという理由などで、代替療法を選択する人もいます。
しかしどちらが優れているかを判断することは不可能です。病気には、手術のほうが改善するものもありますし、体調や体質などによって、効果が異なるからです。
いずれにしても、その都度自分にあった療法を選択できるよう、知識を豊富にしておくことが大切です。美容にとって「健康」は大切なキーワード。まずは体の内面から美しくあるために、代替療法を取り入れてみてはどうでしょうか。
代替療法として、最もポピュラーなのは中国に伝わる東洋医学です。東洋医学は脈や舌、顔色など体全体を見て病気になりそうな部分を治療してゆく予防医学。治療には鍼灸や漢方などを用います。
東洋医学では、つま先から頭まで、全身に「経絡」と呼ばれる目に見えないルートがあると考えられており、これらは臓腑と体表を結び、人体に欠かせない「気」「血」「水」を循環させていると考えられています。気は「気孔」などでお馴染みの、生命に欠かせないエネルギーのこと。「血」は血液、「水」は体の水分を指しています。これら3つは互いに作用し、すべてがスムーズに循環していれば健康な状態、バランスが乱れて滞っていると体に悪い部分がある状態と判断します。また、一部の経絡上には多くの「ツボ」が存在しており、体内の変調を知らせる重要なポイントとされています。鍼灸はこのツボを治療点として行います。
東洋医学の根底には「陰陽五行説」というものがあります。自然界すべてのものを「陰」と「陽」に分け、「木火土金水」という5つの要素に分類してとらえる考え方で、それらのバランスを上手く保つことで、健康を維持できると考えています。
日本で東洋医学を受けたい場合、鍼灸院で治療を受けたり、漢方専門の薬局で漢方を処方してもらうのが一般的でした。しかし、近年東洋医学への関心が高りつつあり、西洋医学の病院や医院でも漢方を処方したり、病院内に東洋医学科を設ける動きも出てきています。
内面から美しく、健康であるために
東洋医学で重要視されている「気」は人体を司るエネルギー。
人体が発する波動とも言われており、大別すると、生まれながらにして持っている「先天の気」と、生まれてから備わった「後天の気」に分かれます。元気、気力、病は気から・・・など、「気」という漢字がつく言葉が多数存在することから、昔から「気」というものが人々に認識されていたことがわかります。
そんな気を操り、自分の気を相手に送って相手のエネルギーを満たすのが「気孔」という療法。中国はもちろん、世界各地に気孔師が存在していて、気孔を習うこともでき、自分で会得することが可能です。また、最近では科学的にそのメカニズムが検証されつつあります。
一方漢方は、自然の植物や動物から、体に効きめのあるものを厳選し、さまざまな症状に合わせて組み合わせ、処方する生薬。中国に古くから伝わり、体質改善が主な目的です。本来は煎じて飲むものですが、医薬用漢方なども登場し、錠剤などで手軽に摂取できます。  さらにもうひとつ、鍼灸・漢方と並んで行われてきた療法があります。中国では推拿(すいな)療法と呼ばれている「整体」です。手のひらや体全体を使って骨や筋肉に刺激を与え、マッサージ効果により血行をよくしていき、新陳代謝をサポートしていくというもの。中国で約2000年前から行われているものです。
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